魅惑の山 雨飾山
日本百名山
その1
白馬村からお隣の小谷村へ、小一時間のところに魅惑の山、日本百名山のひとつ雨飾山があります。梅雨明け10日過ぎの平日、曇り気味のお天気ですが、日帰りで行って来ました。今回は、2回に分けてご紹介します。はじめに、《その1》山行の様子、そして《その2》楽しませてくれた花々などを紹介します。
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魅惑の山 雨飾山 |
車で148号線、小谷村に入って、トンネルとトンネルの間の信号を右折して、しばらく走ると小谷温泉山田旅館脇を通り、雨飾荘、そして鎌池方面との分岐を右へ、雨飾山登山口キャンプ場前の駐車場へ、すでに5台ほど止まってます。各方面から来てるんだね。結構人気があるんだー。身支度をして登山届けを出してスタートです。
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分かり易い雨飾山の案内図 |
登山口から100メートルほど降って行く、湿地帯に木道があり、快適である。頂上まで4400メートルの行程を11区分して400メートル毎、指標があり、例えば4/11の指標はスタート地点から1,600メートル歩いたと言うこと、ペース配分しやすく登山道も整備され分かりやすい。その内、目の前は急登、小さな九十九折、登ります。それほど苦しくはありません。最近五竜岳など登っているせいか、山に体がなれてきたのかなー。まだ始まったばかりか…。その内、ブナが、大きなブナが、何本も、素晴らしい。見上げるとやさしい木漏れ日が…。何時見てもブナは素敵だ、何か癒されます。下を見るとウワァー凄い根っ子だ、こんなに出ちゃってる!この辺ブナ平!?
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素敵な大きなブナが何本も… |
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網目はブナの根っ子 |
急坂が続きますが、ブナを愛でながら登ります。登山道の真中にメスのクワガタガが潰されるぞ!よけて登ります。その内、急な下り坂、残雪が見えます。荒菅沢か…。
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登山道の真中にメスのクワガタ |
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荒菅沢かな残雪が! |
降り終えると荒菅沢は上の方から下の方まで雪渓が横たわります。今年は雪が多かったのかな。水場付近は沢が見えています。
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横たわる残雪の下から水音が… |
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水場辺りかな! |
残雪を通る風は、心地よいです。残雪の下から水音が聞こえてきます。一寸気になり、水場へ行くのは避けました。残雪を超えると急登が続きます。ひたすら登ります。その内、左の方に布団菱が望めます。
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大きな岸壁布団菱 |
登るに連れて、登山道の両脇には、さまざまな花が顔を覗かせます。天空への花街道です。花を見ながら進みます。ウツボグサなどいろんな花が…。
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天空へ |
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ウツボグサが… |
登りも終わり、ようやく笹平へ、ササより花々が目立ちます。緩やかな起伏の花畑です。右も左も花々が目を楽しませてくれます。素敵です!魅惑の山だ!
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雨飾山山頂と金山への分岐 |
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お花畑にはニッコウキスゲも |
しばらく行くと窪地に、標柱小谷登山口と梶山新湯への分岐が、ここから山頂まで登りです。あと僅かです。山頂まで花々が咲き誇ります。
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小谷登山口と梶山新潟の分岐 |
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花々を見ながら山頂へ |
ようやく山頂へ、石仏と石祠のある北峰へ着きました。蝶々が乱舞しています。南峰はここからさほど離れていません。僅かです!
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石仏・石祠のある北峰 |
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北峰から望む右手標柱が見える南峰 |
日本百名山雨飾山1,963メートル登頂です。南峰で記念撮影。お天気が気になります。折角の360度の展望が…。魅惑の山は、またいらっしゃいと微笑みます。また来ますよ!今度は紅葉の時期かなー。
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ハイ、パチリ |
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360度の展望が望めません! |
お天気が気になります。来た道を一気に下ります。急ぎますが降りは慎重に!笹平、荒菅沢、ブナ平、山行もいよいよ終わりです。素敵な山でした。何度も訪れたい魅惑の山でした。帰りは、小谷温泉奥の湯村営露天風呂へ野趣満点の温泉で疲れた身体、身も心も癒されます。無料いやお気持ちを忘れずに!車に乗るとフロントに雨粒が、帰りは雨です。
山行タイム《参考》
登り 3時間40分
登山口 9:00―ブナ平 9:40―荒菅沢10:23
―笹平12:10―山頂12:40
降り 2時間16分
山頂13:10―笹平13:34―荒菅沢14:18
―ブナ平14:50―登山口15:26